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ガケ書房さんのこと

4月 20th, 2013


弊誌はもう2年半近く出せてません。
出そうとは思っているんですよ。ええ。

ただ、なにせワタクシがほぼ一人で作っている雑誌。
制作はもちろんのこと販売や営業や経理もやっております。
もちろん資金調達も一人なワケです。
ここに目処が立たないと作るに作れないわけですね。

閑話休題。
書店は(株)地方・小出版流通センターさんという取次を通して
全国約100店で販売して頂いているほか、その他の新刊書店でも
注文してもらえれば卸せるシステムになっています。

その他の販売場所としては、イベントでの直接販売。
コミックマーケットとか文学フリマとかに出展して売るわけですね。
あとは直接取引している書店さん。
いわゆるミニコミとか同人誌とかそういうものを扱っているお店です。

京都に「ガケ書房」という、我々のようなリトルマガジンを好意的に
扱ってらっしゃる書店さんがあります。
何年か前、ここに『漫画批評』が置いてあった!と
知り合いのカメラマンさんに教えて頂いたことがありました。

いや、でも卸してないんですよ。ガケ書房さんには。
数冊卸しても、京都までの送料と振込手数料を考えると割が合わない。
よって基本的に地方の直接取引はやらないようにしていますから。
地方・小さん経由で、京都には別に扱い書店がありましたので
無理して販路を作らなくてもという思いもありました。

てなわけでカメラマンさんには大変申し訳ないのですが
それは見間違いだということに勝手に決めつけ
自分の中では解決していたのですが、
先日の文学フリマ時にガケ書房さんに行く機会に恵まれまして。
店主の山下さんにご挨拶しつつ、疑問をぶつけてみたんですね。

「ガケさんに弊誌が置いてあったという話を聞いたんですが……」
「ああ、置いてましたよ。取次から仕入れました」
な、なんと!

上記のように、弊誌は注文すれば新刊書店に卸せるシステムです。
そしてガケ書房さんは新刊も扱っている(番線を持っている)。
だから、一見不思議はないことのように思えるのですが……。
なぜ「注文なら卸せる」のかといえば、実は買切制だからなのです。

書籍や雑誌は、基本的に委託販売。
そうでないと売れないときのリスクが大きすぎて、店頭に商品を
並べられず、書店はバンバンつぶれてしまうわけです。

ガケ書房さんはリスクを犯して、全く知名度のない弊誌を発注し
しかも売り切ってくれた(既に在庫はありませんでした)。
なんと酔狂な! じゃなくて、なんとありがたい!

次号が出たら、改めて直接取引して下さいとお願いしてきましたが
こういう恩を受けたお店のためにも、もうそろそろ本当に次号を
出さなきゃダメだなと心から思いました。
来週は時間に余裕があるから、ちょっと頑張らないと。

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