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| 吉住 渉 Yoshizumi Wataru | ||||
| 学園ものやアイドルなど、王道を突っ走る設定とコテコテの展開で、若年向け少女マンガを支える旗手のひとり。わかりやすくノリがいい、スムーズなストーリー展開が身上で、飽きさせない構成力には非凡なものがある。奇想天外なシーンは出てこないが、起伏のある作品を堅実に作り続ける作家だ。最大の特徴は絵柄で、一般的に完成度の高い若年層向け少女漫画の中でも、最上級のレベルにある。実は時間経過と共に徐々に変化してはいるのだが、それがまた時代の流れとマッチしている印象だ。 | ||||
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四重奏ゲーム | ★★★★ | ||
| 連載 | 集英社『りぼん』 | 単行本 | 集英社りぼんマスコットコミックス[1巻] 白泉社文庫[全10巻] |
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| 音大の付属中学生に通う四人、友成笑・的場類・樫本孝純・安東妙子は大物ヴァイオリニストを歓迎する演奏会で四重奏をすることになった。少女マンガにはめずらしいミステリー作品だが、推理部分はあくまでエッセンスの範囲に留まっている。やや安直な構成、展開はいただけないが、ページ数との兼ね合いを考えれば致し方のないところか。〔w〕 | ||||
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ハンサムな彼女 | ★★★★★★★ | ||
| 連載 | 集英社『りぼん』 | 単行本 | 集英社りぼんマスコットコミックス[全9巻] 集英社漫画文庫[全5巻] |
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| いじめ役が多い女優萩原未央と演出家の息子で映画監督の卵、熊谷一哉を中心としたラブストーリー。華やかな芸能界を舞台にした作品であり、やや大味な印象を受けるのは否めないが、とりあえず一哉やクライトンの映画に対する情熱やこだわりなどは表現されていて、一応のリアリティは感じさせる。やや中途半端な終わり方が気になるところだ。〔w〕 | ||||
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ママレード・ボーイ | ★★★★★★★ | ||
| 連載 | 集英社『りぼん』 | 単行本 | 集英社りぼんマスコットコミックス[全8巻] 『完全版ママレードボーイ』 集英社SGコミックス[全6巻] |
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| 互いの両親がスワッピングした上、みんなで同居することになった小石川光希と松浦遊。二人とその友人たちを中心に描いたラブストーリーで、実に少女漫画らしい作品だ。ご都合的な設定やクサい展開のオンパレードだが、それを最後まで徹底していているのがありがたい。いつの間にか三角関係も解消されていて、大円団で終わるラストまで一気に読める。〔w〕 | ||||
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君しかいらない | ★★★★★ | ||
| 連載 | 集英社『りぼん』 | 単行本 | 集英社りぼんマスコットコミックス[全2巻] | |
| 成績優秀な十時集は転入してきた栗原朱音に一目惚れする。朱音の過去を中心に引き起こされるドラマを中心に描いたラブコメディだが、やや複雑で入り組んだ設定以外に特別目新しい部分は見られない。短編のわりには脇役の入り込む余地が多すぎる印象で、その脇役たちが特別個性的というわけでもない。女性好みの堅実な絵柄が救いか。〔w〕 | ||||
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ミントな僕ら | ★★★★★★ | ||
| 連載 | 集英社『りぼん』 | 単行本 | 集英社りぼんマスコットコミックス[全6巻] 集英社漫画文庫[全5巻] |
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| 双子の姉、まりあの事を過剰に心配する南野のえるは、女装し、女として森ノ宮学園に転入した。学園を舞台にした王道のラブコメディだが、多少工夫の見られる舞台設定も少女マンガというジャンルでは目新しいものではなくなってしまっている。とはいえ、絵が綺麗でコミカル、テンポの速い展開と、エンタテインメントとしての必要条件は十分に満たしている。〔w〕 | ||||
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| 吉田まゆみ Yoshida Mayumi | ||||
| '70年代後半から80年代にかけ、当時の流行を発信し続けた少女漫画界の旗手。乙女チックな少女漫画に「ナウ」と「おしゃれ」を取り入れた功績は当時としては大きいもので、ただ世間の流行を取り入れたのみならず、漫画から流行を発信することで、少女漫画が社会に与える影響力を拡大させる原動力となった。絵のみならず、それらをつなぐストーリーや構成もまたそれまでにない清新なもので、恋愛の駆け引きや微妙な女心の移ろいの機微をナイーブな表現で綴った。'90年代以降の作品は世間の流行に追いつけなくなった印象を受けるが、発表の場を青年誌に広げるなど新しい試みをつづけており、再び第一線での活躍も期待できる。 | ||||
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アイドルを探せ | ★★★★★★★ | ||
| 連載 | 講談社『Fortnightly mimi』 | 単行本 | 講談社コミックスミミ[全10巻] 【番外編】講談社コミックスミミ[1巻] 講談社漫画文庫[全6巻] |
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| 短大に通う藤谷千香子と漫画家を目指す甘露寺恵、バスガイドの武原千明の三人を中心に繰り広げられる物語。派手なラブストーリーではなく、いわゆる「女子大生ブーム」の時代を淡々と描いた作品なのだが、等身大のキャラクターには絶妙のリアリティがある。盛り上がりの少ない構成・展開ながらストレスは感じられず、スムーズに読める佳作。〔w〕 | ||||