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| 麻宮騎亜 Asamiya Kia | ||||
| 元アニメーター。いわゆるサブカルチャー路線の先端を行く作家で、派手なアクションとスピード感重視の絵柄、軽いストーリーなど、とにかくフィーリングを重視した作りが特徴。版元の影響もあるのだろうが、作品の多くがメディアミックスされているのは、作品自体がやはりそういう方向に向いているということなのだろう。寡作なようで実は多作なのだが、もちろん1つの作品をじっくり描くというタイプではない。近年では発表する媒体も多岐に渡っているが、そろそろ腰を落ち着けて深みのある作品に挑戦してもいいと思うのだが、指向性からしてそれは無茶な話なのだろうか。 | ||||
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サイレントメビウス | ★★★★ | ||
| 連載 | 角川書店『コミックコンプ』『コミックドラゴン』 | 単行本 | 角川書店コンプコミックデラックス ドラゴンコミックデラックス[全12巻] 角川書店カドカワコミックスドラゴンJr.[全15巻] |
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| 増発する妖魔による被害を食い止めるため、AMPという女性ばかりの特殊警察部隊が結成された。香津美リキュールを始めとしたAMPのメンバーを中心に描いた近未来アクションで、一時期大流行したサイバーパンク系のストーリーに仕上がっている。もちろんビジュアルイメージを最重視した構成になっており、内容に多くを求めることはできない。〔w〕 | ||||
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| 一色まこと Isshiki Makoto | ||||
| 絵柄やストーリーは、活躍の場が青年誌に限られるタイプではないと思うのだが、なぜか少年誌や一般誌での活躍は少ない。オーソドックスながら男女とも実にチャーミングに描かれるキャラクターや、ハチャメチャなようで実は非常にまとまりのあるカット構成など、絵の印象が非常に強い。キャラクタもなかなかインパクトが強く、特に明るい女性キャラクターを元気よく描く。一方でストーリーのほうは非常に堅実で、コメディもヒューマンドラマもそつなくこなす印象。だが、本来はこの作家にしか出せない「色」をもう少し見せつけて欲しいところ。近年、叙情的な作品が増えてきており、新たな境地への挑戦に期待が集まる。 | ||||
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出直しといで! | ★★★★★★★ | ||
| 連載 | 小学館『ビッグコミックスピリッツ』 | 単行本 | 小学館ビッグスピリッツコミックス[全5巻] 小学館ビッグコミックスワイド版[全3巻] 講談社アッパーズコミックスデラックス[全6巻] |
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| いつも元気な森下茜を中心に、バカな山田、美人の仁子、クセ毛の大福、そして秀才の土屋などが繰り広げる学園コメディー。恋愛から友情、スポーツ(バスケットボール)と学生生活のキーワードを集結させたような豪華な内容が嬉しい。世界観が独特なため好き嫌いがあるとは思うが、飽きさせないキャラクターとコミカルなタッチは高く評価できる。〔w〕 | ||||
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花田少年史 | ★★★★★★★ | ||
| 連載 | 講談社『ヤングマガジンアッパーズ』 | 単行本 | 講談社ミスターマガジンコミックス[全4巻] 講談社漫画文庫[全4巻] 講談社アッパーズコミックス[全5巻] |
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| 手のつけられない悪ガキの花田一路は交通事故で頭を打ってから、前世に未練のある死者の幽霊が見えるようになってしまう。まだカラーテレビの普及していない昭和の時代を舞台に、地方の少年たちが普通に生活する様子を描く。口は悪くても心は温かい昔気質のキャラクターたちが実に魅力的で、胸の熱くなる上質な人間ドラマに仕上がっている。〔w〕 | ||||
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ハッスル | ★★★★★★ | ||
| 連載 | 集英社『ビッグコミックスピリッツ』 | 単行本 | 小学館ビッグスピリッツコミックス[全6巻] | |
| 京都祇園の舞妓、リンダこと林田鈴は大のプロレス好き。いつも客相手に力勝負を挑んで喜ばせていたが、ある日かつて憧れていた山崎涼子が女子プロレスに復帰し新団体を設立した。設定から面白い異色のプロレスマンガだが、ストーリーはやや平凡。特に目立って印象深いキャラクターも現れず、まずまず落ち着いた絵柄に助けられている印象だ。〔w〕 | ||||
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| 浦沢直樹 Urasawa Naoki | ||||
| 漫画に一家言ある者に優れた漫画家といえば誰かと訪ねれば、必ず名を挙げる現代漫画界の旗手。既作はいずれも緻密で良心的なものが多く、実力に相応した評価を各界から受けている、ある意味で希有な作家。カット割りやネームなど、作画面での長所がクローズアップされることも多いが、やはり最大の魅力は流れるようなストーリー。スポーツから推理漫画まで題材も幅広く、キャラクターもそれぞれが魅力的だ。コミカルでアップテンポ、時代にマッチしたエンターテイメントは青年誌に、シリアスでスケールが大きく、時代を選ばない作品は一般誌にと描きわけている様子がうかがえたが、現在では全体的にシリアスな作品が多くなった。 | ||||
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YAWARA! | ★★★★★★★★★ | ||
| 連載 | 小学館『ビッグコミックスピリッツ』 | 単行本 | 小学館ビッグスピリッツコミックス[全29巻] 小学館文庫[全19巻] |
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| 普通の女の子に憧れる猪熊柔は達人である祖父治五郎に鍛えられた柔道をなかなかやめられない。女子柔道のイメージを大きく変えた大ヒット作で、その精錬されたテクニックには脱帽だ。最大の特徴は多様なキャラクターで、普通の人間も普通でない人間も全て魅力的にしてしまう。夢と現実を上手く絡めた、抜群のエンタテインメントストーリー。〔w〕 | ||||
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HAPPY! | ★★★★ | ||
| 連載 | 小学館『ビッグコミックスピリッツ』 | 単行本 | 小学館ビッグスピリッツコミックス[全23巻] 【完全版】小学館ビッグコミックススペシャル [全15巻] |
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| 両親を失い3人の弟妹を抱える海野幸は失踪した兄の借金を返すためにプロのテニスプレイヤーを目指す。まとまりのないストーリーに魅力の薄いキャラクターなど、残念ながら上質の作品とは言い難い。迫力や情熱も感じられず、ネーミングセンスまでひねりがなくあまりに安直だ。まとまった絵柄が救い。作者の繊細で精錬されたテクニックはいったいどこへ行ったのか。〔w〕 | ||||
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| 大友克洋 Ohtomo Katsuhiro | ||||
| 80年代以降、異常にリアルなタッチと「映画的」と評される独特の表現方法で、漫画界に新しいムーヴメントを巻き起こした。題材はSFというよりはサイバー系に近いものがほとんどで、近未来アクションが圧倒的に多い。既成の概念にとらわれない漫画作りは実にセンセーショナルで、グラフィックやテーマには固執に過ぎるほど執着が強いのだが、一方で実はキャラクターやストーリーにはそれほどこだわりを感じない。だが、だから漫画としてレベルが低いということは決してなく、あえてそういう面に比重を置いていないというだけのことだろう。王道的な漫画とは違った視点での批評を必要とされる、ある意味では異端の作家だ。近年は映画などの映像作品に傾倒しており、漫画とはごぶさた。 | ||||
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AKIRA! | ★★★★★ | ||
| 連載 | 講談社『ヤングマガジン』 | 単行本 | 講談社コミックデラックス[全6巻] 【国際版】講談社ヤングマガジンピース[全12巻] 【復刻版】講談社アニメコミックス[全6巻] 【総天然色】講談社刊[全6巻] |
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| 第3次世界大戦後の「ネオ東京」が舞台の近未来アクション。政府や米軍からゲリラ・暴走族を巻き込む壮絶な争いを描く。映画化もされ現在でもファンの多い壮大な作品だが、作者本人が語っているようにドラマ性は極めて薄く、ストーリーよりイメージや感覚を表現する抽象的な漫画である。好みによって、非常に評価が分かれる作品。〔w〕 | ||||