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南国少年パプワくん (2000.5.28)〔w〕 |
| 作 者 |
柴田亜美 |
| 連 載 |
エニックス『少年ガンガン』 |
| 単行本 |
エニックス/スクウェアエニックスガンガンコミックス[全7巻]
エニックス愛蔵版コミックス[全4巻]
【新装版】スクウェアエニックスガンガンコミックス[全7巻] |
| ストーリー |
日本に戻る途中、南の島に流れ着いたシンタローは腰簑をつけただけの少年、パプワくんに出会う。しかし、そこは奇妙な動物が言葉をしゃべる、変わった島だった…… |
| 設 定 |
素直に読むべきかうがった見方をするべきか迷うところ。もちろん後者の視点で斜に構えて読めば大ヒット作2編のコラージュとしてとらえられるのだが、安易に判断していい問題ではないと思われるので、ここは余計なことを考えずに読んでみたい。 |
| シナリオ |
前半と後半のギャップが激しい。ギャグマンガなのでそうした問題はないのかと思っていたら、やはり次第にだれてきてしまう。理由の一つは、しつこいまでに徹底していたギャグが徐々に間断的になっていくこと。たたみかけるようなギャグのしつこさ、クドさが身上であっただけに、残念なところだ。なお、この作品がコラージュであると言われる所以の一つはこのクドさにあるものと思われる。 |
| キャラクター |
パプワくんとシンタロー、チャッピーなど冒頭から登場するキャラクターは抜群に面白い。イトウくん、タンノくんといった人を食ったようなキャラクターたちも実に面白く、彼らを動かすストーリーが上手く動かしている。これが中盤から人物(動物でなく)が中心になってから急激にぎこちなくなる。主人公がパプワくんからいつのまにやらシンタローに移行したことと、1話1話がぶち切りであったのがRPG風の平凡なストーリーになってしまったことがその主要な要因。 |
| グラフィック |
こちらもコラージュ説の原因の一つで、人物画や背景のみならず、一種異様な動物たちが”原典”と目される作品の作者が手掛けたゲームソフトのキャラクターに比較的似ているとされることがその原因のようだ。そのシンプルな絵柄自体は好感が持てたのだが、これも後半になるとごちゃごちゃしてくる。特に個性を発揮できているようで実は大した効果を生んでいない余剰なキャラクターが枷となった印象。 |
| 装 丁 |
シンプルさが潔くていい。単純な人物画に背景は単一色。むしろこの徹底した単純かは大きく評価すべきかもしれない。 |